数ある多肉植物の中で、いちばん育てやすいと言っていいのがセダムです。
手間いらずで 力強く育ってくれるセダムの幅広い魅力をお伝えします
いろんな種類のセダム 見た目にはざっくり 2タイプ
セダムの生育期は春(3月~5月)と秋(9月~11月)。 暑さにも寒さにも強く、あまり手間をかけなくても育ってくれる品種です。
万年草系のセダムは ほとんどお世話する必要ナシ
万年草系セダムの一番理想的な環境は「地植え」です。基本的に水やりの必要はありません。栄養分のない土でもたくましく育ちます。
真夏の猛暑で一部が蒸れてしまっても またゆっくり増殖し、横へこんもり広がっていきます。
縦に10㎝ほど伸びてきたら5㎝残して剪定(せんてい)すると 風通しが良くなり蒸れ対策になります。また新芽の生育が促されて もっと早く増殖します。
切り取った上部も地表にばらまいておけば 根が出て育ち始めます。とにかく生命力が強い万年草。たくましいです。
鉢植えにした場合は、過度に乾燥すると干からびてしまうので 完全に放ったらかしにはできませんが「たまに水をあげよう」ぐらいの感覚で大丈夫です。
同じ万年草でも「地植え」と「鉢植え」では 雰囲気や紅葉の具合に違いがあるので、比較してみてくださいね。
ぷっくり系セダムの魅力と特長
ぷっくり系セダムの最大の魅力と言えば 冬期限定 果実のような紅葉姿です!わずかな時期しか楽しめないその可愛らしさに、ずっと見入ってしまいます。
ほとんどのセダムは、まっすぐ上方向にゆっくり伸びて成長します。長く伸びた茎からは小さな仔株が芽を出します。
芽がぽこぽこ出やすい品種と そんなにたくさん出ない品種がありますが、成長の勢いが強い春の生育期3月~5月は 多肉を増やせる うれしい季節なのです。
多肉植物の水やりは「1週間に1回が目安」とされていますが、日照時間が約6時間以上確保できなければ、セダムは徒長(無駄に間延びする)しやすいです。
- 天気予報を見て、この先 3日以上晴れそうなタイミングで水やりをする
- 一度水やりしたら10日以上間隔を空ける
- 乾燥が早い 素焼き鉢に植える
少々徒長しても苗が弱る心配はありませんが、できるだけ苗をコンパクトに維持するためには、厳しめの水やり管理がポイントになります。
まとめ
セダムは、他の多肉よりも水やりを少なめに維持することでコンパクトに育ち、冬は鮮やかに紅葉しやすくなります。
たくましい生命力のセダムは 過保護にならないよう ある程度放ったらかしにするぐらいが ちょうどいいかもしれません。のんびり楽しく観察していきたいですね。
この記事では、多肉植物を元気に育てるための3つのポイントが分かります。 そもそも 多肉植物って何種類あるの? 多肉植物とは、アフリカやメキシコの乾燥地帯出身の、茎や葉に水分をため込んだ植物です。 交配によ[…]
実際に数種類の苗を窓辺で育ててみた検証レポ。日照と風通し確保がキビしい条件で 最大限の工夫をすればヒョロヒョロに徒長させずに育てることができます。お庭やベランダの無い環境でもあきらめないで! ぽこり 屋内で育て育て始め[…]